この記事では、三菱PLCの命令語「WTOB」の説明をしています。
前提条件
PLC:FX3Uシリーズ
三菱の命令語「WTOB」の説明
この命令は、連続する16ビットデータをバイト(8ビット)単位で分離します。
一つのレジスタに入っているデータを、二つに分けて、別のレジスタに分けて転送する命令です。
例えば、[WTOB D0 D10 K2]の場合で、D0に16進で「1234」という数字が入っていると、
まずこれを、バイト(8ビット)毎に、下位8ビットと上位8ビットに2つに分けます。
そうすると、下位8ビット:「34」、上位8ビット:「12」になります。
その分けた8ビットが、D10へ転送されます。
D0下位8ビット「34」 ⇒ D10「34」
D0上位8ビット「12」 ⇒ D10「12」
三菱の命令語「WTOB」の使用例
命令語:[WTOB D500 D510 K6]
データ内容(16進)
D500:「1234」、D501:「5678」、D502:「ABCD」

上記、3行でD500~D502に、16進にてデータを書き込んでいます。
4行目がWTOBの命令語です。このような命令を行うと、D510~のレジスタに、下記のようにデータが転送されいます。

三菱の命令語「WTOB」のまとめ
このWTOB命令は、一つのレジスタにまとめられたデータを分割するのに便利です。
例えば、時間などが一つのデータに、上位バイトに時間、下位バイトに分として、まとめて入ってきた場合に、分だけをみて制御したい場合などに使います。
また、16進表示ですと綺麗に表示されますが、10進表示にするとビットのON/OFFは変わらないですが、表記の数字が想定した数字にならないので注意です。下に補足を付けたので、ご覧ください。
補足
1.10進表示でモニタした場合
下のように、10進表記にすると、見た目では全然違う数字ですが、ビットのON/OFFは一緒です。
左:10進表記 右:16進表記

2.三菱GX Woks 2 のレジスタモニタの表記を10進から16進に変更する方法
ラダーモニタの変更方法

レジスタモニタの変更方法


