パソコンをタッチパネルに接続し、タッチパネルを介してPLCの読み書きを行う効果的な手法をご紹介いたします。
通常、PLCの変更作業や画面の調整作業には、それぞれ別々に接続を切り替える必要がありますが、本手法を活用することで、作業の効率向上が期待できます。
これにより、作業時間を短縮し、現場での業務フローをスムーズにし、生産性を向上させることが可能です。
PLCのラダー変更や画面変更が必要な際に、簡便かつ迅速に対応が可能です。
PLCは、三菱電機製「Q06UDVCPU」を使用。画面は、「GOT2000シリーズ」を使用しております。
PLCとタッチパネルの通信は、Ethernet通信としております。
目次
1.GTworks2の通信設定をする
接続先設定をする
左下画像の「接続先」をクリックする。
「communication1」をダブルクリックし、通信先設定のウインドウを表示させる。
下記の設定を行う。
- パソコン側I/F:シリアルUSB
- シーケンサ側I/F:GOT
- 他局指定:他局指定無し
シーケンサ側I/FのGOTのボタンをダブルクリックして、
右下の詳細設定ウインドウを表示させて、PLC側のIPアドレスを設定してください。
PLCのIPアドレスの確認方法は、下記にあります。
PLCのIPアドレスの確認方法は?
PLCのIPアドレスの確認を行うには、左下画像の「プロジェクト」をクリックし、
プロジェクトツリーを表示させ「PCパラメータ」をダブルクリックしてください。
左下画像の「パラメータ設定」ウインドウが表示します。
その赤枠内のIPアドレスがPLCのIPアドレスとなりますので、そのアドレスを設定します。
通信テストを行う
PLCのIPアドレスを設定後、「通信テスト」ボタンを押し、
「接続に成功しました。」のウインドウが表示されたら、接続成功となります。